精神の発達度合いの違い

 

人間の精神の発達段階は人によって違う。

見ている世界が違うのだ。

 

次元の違いとも言えるのかも。

 

発達段階が進んでいる人が増えれば

この社会は次のステージにすいっと進む。

 

そんなイメージ。

 

先日、

ファシリーテーションを円滑に行うためのスキルとして

評価学というものを少し学びました。

 

正義感同志がぶつかる時、何が起こって、

何がかみ合っていないのか、

評価学でひも解くことができるというわけ。

 

この学問、米の大学で学べるそう。

 

この評価学

つい先日マヤアリカさんが動画で取り上げていた

インテグラル心理学と考え方が似ている気がしました。

 

共通しているように感じたのは

どちらも精神の発達段階により、

ある事柄に対しての反応が違うという事。

 

評価学では発達という言葉は使われていませんが、

通じるものがあると個人的に思ったんですよね。

 

ダブルでこの情報が入ってきて、

今私たちに必要な、重要なことなのかも、

と直感しました。

 

私が特に印象に残っていることをシェアします。

 

評価学

 

評価学の主義にこの4つがあります。

 

1,実証主義

正解はひとつ!

理論立てて説明せよ、

できないなら却下!

 

2,実利主義

実際にできることからやらないと!

無理に背伸びしすぎても

机上の空論は最終的には意味がないかも!

 

3,社会構築主義

答えは一つじゃない!

価値観や立場が異なれば大事なことや

やりたいことも異なるから

尊重し合える方法を考えよう。

 

4,改革主義

既得権者が有利な社会構造になっている。

弱いもの、声なき者の声を

どうやったら表に出して

違うルールで社会をつくれるのか?

 

3人でディスカッションしたんだけど、

私たちはこの数字が進むにつれ、

進歩的な印象を受けました。

 

1は昭和のおやじ感。

 

それなら2は平成かな。

 

今も、いい学校、いい会社に就職すれば

人生勝ち組だという価値観は続いている。

今現在も多い価値観。

 

3も現在だけど、

2よりも進歩的な考え方の人の流れかな。

 

最近は多様性という言葉をよく聞くようになった。

 

答えは一つではない、お互いを尊重しましょう、

という流れを受け入れる人が

確実に増えてきているように思う。

 

4は最も進んでおり、3を理解し、

どうすれば違う社会をつくれるのか

自分事としてとらえ、

ひとりひとりが真剣に考え行動しようとする。

 

というふうな流れになり、

私たちは4がいいね、という話になりました。

 

精神の発達が1だから劣っている、とか

そんなんじゃなくて、

ただ、今はココ、というだけの話。

 

精神の発達段階は人それぞれ違うのだということを

はじめから理解しておけば冷静に対応できる。

 

町おこしなども会合の場で

実は地元民は実は変化を望んでなくて

変化を起こそうとするものを拒むこともある。

 

ファシリーテーターが

そういう温度差をチューニングし、

5メートル先にいることで

話し合いの結末は違ってくるのだろう。

 

そんなふうに違う価値観や、

違う意識の人たちの考えも、よく聞いてみると、

 

「あ~、だからそうなのね。」って

理解できることもあるだろう。

 

歩み寄れるところは歩み寄る。

 

しっかりコミュニケーションとったうえで

そこはどうしても歩み寄れないねってなれば

それに関しては、

住み分けも必要なのかもしれない。

 

インテグラル心理学

 

インテグラル心理学は私が説明するより、

マヤアリカさんの動画をどうぞ。

 

すごい的確でわかりやすいし

おもしろいので必見です!

これを観て評価学に通じるものを感じました。

 

こんな動画を作れるなんてほんと尊敬します。

ありがとうございます。

 

丸い社会へ

 

今時代の流れは

ピラミッド管理社会→まるい自由社会

に向かっているはずだけど、

その流れにあらがっているのは

既得権益者や支配層。

 

ファシリーを学んで今思うことは

政治家、議員などの既得権益者たちに

全員おつかれした~って終了してもらって、

 

地域のファシリーが住民の声を聴いて

いろんなことを決めていけば

幸せな社会になるんでない?ってこと。

 

そして、ファシリーだけじゃなく、

 

評価学の4のように、

既得権益者有利の社会っていやだよね、

変えていくにはどうする?

 

って考える人が増えることで

社会は変わるんだと思う。

 

コツコツと地道に

自由な丸い社会への移行を

はたらきかけることができたらいいな、

と思っています。

 

ではまたね!