私、たまに登山をします。
なぜ山に登るのか。
なぜでしょうね。
人それぞれかと思いますが、
まず、単純に山を歩くのが好き。
魂が喜ぶ♪
普段の生活とは切り離された空間が、
ワクワクする。
冒険好きなんで。
それから、自分の足でしか到達できない
ってところが好きです。
誰かにどうかしてもらう訳にはいかない。
子供であろうと、必ず自分の足を
一歩、前に出すという、
実にシンプルな動作だけど、
その繰り返しをしなければ
山頂に到着することはできない。
それは人生みたいだ。
誰も替わってあげることはできない。
でも、昔から登っていたというわけではなく、
6年前くらいからかな。
近場の山にお仲間さん達とたまーに
ワイワイと登るかんじ。
でも、若い頃は登山なんて
やりたいと思った事もなかったんですけどね。
不思議なもんです。
独身時代はそんなことより、
とにかく生きていくための時間。
学歴のなしの私、
大阪での一人暮らし、
自分のセンスだけが武器で、
社会の荒波にもまれながら(!?)
たくましく生きていて、
人生について深く考えていませんでした。
それから月日が経ち、
ステージが変わり、登山に目覚めたわけです。
ある時思い立って、子供たち二人を連れて
大分の涌蓋山に登りました。
子供たちが小1と小3の頃です。
(天気しだいで動くので旦那さんは
仕事などで大抵不在。いつも3人です。)
それがもう、すごくよかった。
近所のお山とは違うのびやかな草原台地の景色。
山頂の景色。
紅葉の色彩。
下界でのあれこれが、ほんとちっぽけで、
どうでもいいことやん!
ってなるの。
道中の人とのふれあいや、
お山で食べるお弁当やおやつ。
歩き疲れた娘とのやりとり。
兄と妹のやりとり。
観光旅行なんかより、
ものすごーくドラマチックな一日。
初心者だったから、6時間近くかかって、
足もガクガクなんだけど、
達成感半端なかったです。
その後、うどんが食べたくなり、
子供たち二人とも大賛成。
峠の茶屋でうどんを食べて帰ったんだけど、
そのうどんの美味しかったこと。
忘れられない思い出となりまして、
ドハマりしちゃいました。
それから本格的に登山グッズを揃えて
登山ファッションも楽しみながら、
天気の良い週末は山へよく繰り出しました。
いくつの山に登っただろう。
九州の登りたいお山は全部登った。
温泉宿をとる時もあれば、
日帰りもある。
いずれにしても、ケガもなく目標達成し、
長距離運転してまた自宅に帰ってきて、
安心して眠りにつく瞬間にも至福が訪れます。
「私、やれたなぁ、」
「子供たち、やれたなぁ」って。
今では私も子供たちも中級レベル。
子供たちのスタミナが半端なくて、
最近では置いていかれます。(汗)
子供へのいい影響
登山は子供にもいい影響があります。
人って優しいんだって、
見ず知らずの人であっても、
無条件に、人は人に優しいんだっていう
いい記憶が残ること。
山では挨拶もしあうし、気軽に声をかけられる。
私も気軽に話しかける。
山が好きっていう共通項は軽く垣根をとっぱらう。
子供たちにたくさんの人が声をかけてくれるの。
励ましたくれたり、チョコレートくれたり。
とにかくみんな優しい!
大人でも結構きついと思える山に登ってると、
「すごいな~、今からこんな山登って、
大人になったらインタビュー受けるぞー」
とか、(大物になるって意味かな?)
「あの子供すごい!」とか言われて、
まんざらでもなさそう。
マラソン大会は二人とも早くなったし、
学校での存在感が増していた。
自信をつけるって大事。
どんな時でも自己肯定できる自信。
「自分はできるぜ!」
っていう自信が根っこにある人は
結局強い。
恐れず、自分の人生の舵をとっていくために、
大地に根っこをしっかり張って、
ちょっとやそっとじゃぶれない強さと、
自分や他人への信頼の心を育てる。
子供の頃の登山は人間形成に
影響を与えるような気がします。
グラウンディングをしているのと同じだしね。
登山はグラウンディング
グラウンディングとは、
「地に足をつけて、現実的に生きること」
ヨガや瞑想でもグラウンディングってやるよね。
グラウンディングをすることで、
・「今ここ」に生きられるようになる。
・自己を確立することで、
他者からのマイナスの影響を受けない。
・安定感、目標達成力向上。
・逆境にブレない精神力がつく。
・大地のエネルギーを活用できる。
グラウンディングができていないと、
・ふわふわしていて生命力がかんじられない。
・自己嫌悪や自己否定など自分に自信が持てない。
・現実に立ち向かう精神エネルギーが不足する。
これは氣エネルギーが頭にとどまっていて、
下部にエネルギーがいってないのです。
「下半身ってじつは大事でね、」って、
最近ボディワーカーの方によく聞きます。
地球さんのエネルギーに
繋がったことはあるでしょうか。
私はこの前あるワークで地球さんと繋がった時、
ズドーンと包み込むような深いエネルギーを感じ、
なんとも言えない至福感に涙が溢れてしまいました。
地球さんも、自然界も、もう何年も、
私たち人間の目覚めを
辛抱強く待ち続けているのです。
それはそれは深ーい愛。
なんという慈悲深さでしょう!
登山は一歩一歩がグラウンディング。
一歩ごとに、大地のエネルギーが足の裏から
入ってくる感覚があります。
私は、ヨガや瞑想はあまりしないんだけど、
登山はパワフルなグラウンディング。
そして、あえて瞑想してなくても、
掃除機かけてるとき、
車を運転しているとき、
絵を描いているときなど、
オートマチックに瞑想状態になってます。
運転しながら涙が溢れたり結構あって、
やばい人ですよ。
わはは。
登山は無理だわって人でも、
裸足で地面を歩くのはグラウンディング。
冬場は寒くてなかなかだけどね(^-^;