フィンランドの教育

 

フィンランドの教育は優れている。

以前から気になっていました。

 

幸せに生きるための教育がなされ、

成功している国。

 

子供の教育は未来の国力を左右する。

 

子供を持つ親としても、

子供の教育にはエネルギーを注いでいる真っ最中。

 

そこで最近、

フィンランドについて猛勉強しました。

 

国民の幸せ度が高い、

美しい森と湖の国フィンランド。

 

今回勉強してみてわかったこと、

思ったことをシェアしたいと思います。

 

 

他国に翻弄され続けた国

 

フィンランドの教育が高く評価されている。

そこに至るまでどんな背景があるのか…

 

まずはそこが知りたくて

フィンランドの歴史から学んでみました。

 

そうして見えてきたのは、

苦しみを知っているからこそ

どうすれば国民が幸せに生きられるかを

模索した結果なのだという事。

 

フィンランドという国は長きにわたり、

スウェーデンとロシアに翻弄されてきたのです。

 

スウェーデン統治下に置かれたり、

(公用語はスウェーデン語に)

 

ロシア統治下に置かれたり、

 

ロシア対スウェーデンの戦争の戦地になったりで

強欲な国に挟まれてかなり苦しい思いをしました。

 

怒りや悲しみをずっと味わってきたんですね。

 

 

フィンランドの人々は

長きにわたり苦しんできたからこそ、

痛みを知っているからこそ、

 

これではだめ、もうたくさんだ、

私たちは立ち上がろう!となり

 

じゃあどういうシステムだったら人々が安心して

幸せに暮らしていけるのか。

 

そうやって

少しずつ福祉や制度を整えていった。

 

そういう印象を受けました。

 

フィンランドの人々の努力のたまものなのですね。

 

近年では女性のリーダーも多く活躍するようになり、

人にやさしい社会になっている。

 

街づくりからして素敵です。

バリアフリーは当たり前。

 

車がなくても不便にならないよう、

中心から放射状に街がつくられており、

 

必要な公共機関や病院が上手く配置されていて

路面電車が活躍しているそう。

 

だいたいの道には

自転車用のレーンがちゃんとあるんだとか。

 

それって日本では考えられない!

そこもうらやましいなと感じてしまいます。

 

女性は育む能力が高い。

女性が指揮をとったからだこそ

やさしさや細やかさのある福祉制度になった

と言えるのではないでしょうか。

 

子育て応援がすごい!

 

フィンランドにはネラボラという、

子供が生まれる前から小学校に上がるまでの

成長をサポートするシステムがあります。

 

お産や子育てのアドバイス、

赤ちゃんが生まれたら、ベビーボックスが

無料で贈られます。

 

小さなハサミ、オムツ、着るもの、寝袋に至るまで

64種類の必要なものがわんさか入っています。

 

両親からの要望も反映し、

中身やデザインが毎年変わります。

 

しかもデザイナーのセンスが光るかわいいもの。

北欧デザインって素敵なんだよね。

 

それはいらない人には

現金支給2万2千円にすることも可能だそうです。

 

お産にかかる費用は実質無料に近いそうで、

産休、育休も充実していて、

父親母親どちらが取得してもいい。

 

子供が3歳になるまで

職を失わずに育児休暇を

延長することができるんだって。

 

保育については、

1996年に保育法が女性議員の協力で改正され、

全ての6歳児は保育の権利を有するようになりました。

 

なので、保育を望む親には

自治体が保育を提供しなければなりません。

 

ですから、

保育はほとんど公立保育所で行われています。

 

手厚い家族政策の結果、

フィンランドの出生率は日本より高いのです。

 

フィンランドの教育改革

 

1968年、

フィンランドで大胆な教育革命が始まりました。

 

「持てる資源のほとんどを教育に投資する」

「男女、家族の背景、財力は関係なく、

万人に教育の機会を与える」ことを

すべての政党が一致して決断したそうです。

 

1972年には初等学校、

中等学校が総合学校として統合され、

義務教育が6年から9年に延長されました。

 

また、1994年にわずか29歳で教育相となった

オッリペッカ・ヘイノネン氏は

 

「新たな課題に立ち向かい、

それを解決するための思考力や

問題解決能力を身に着けた人材」が必要だと考え、

以下の改革を進めました。

 

・学習指導の項目を3分の1に削減。

・教科書の検定を廃止。

・教員の資格としては博士号を要求。

 

これにより、学校、教員という

教育現場の裁量権が大きくなりました。

 

国の定める学習目標を達成しさえすれば、

教え方を自由に決められるようになり、

 

自由度の高い授業に必要な

専門スキルを身につけるため、

 

教師志望の学生は学士課程と修士課程で

厳しいトレーニングを経験します。

 

フィンランドでは

「教師こそが教育の金目」だと考えられており、

教員の育成にも力を入れています。

 

現在のフィンランドで、

教員は多くの人が憧れる人気の職業で、

定員の5倍以上の応募があるそうです。

 

質の高い授業を誰もが受けられるなんて

素敵すぎる!!

 

しかも、授業料無料なんだもんね。

 

それから、ランチとおやつも無料です。

 

 

そして、フィンランド外務省によると、

「授業料と引きかえに

優れた教育を提供する私立学校は存在しない」

とのこと。

 

教育で利益を得ようとは考えておらす、

塾も存在しない。

 

そもそもフィンランドには

「国民には、自分の可能性を最大限に高め、

夢を実現したり、希望の仕事に就くうえで

役立つ優れた教育を受ける権利がある」

という方針が存在しますからね。

 

 

フィンランドの教育は

家族によっても異なりますが、

 

一般的に、2、3歳から

幼稚園のプレイグループに入り、

 

就学前教育は6歳から。

小学校は7歳からです。

 

子供が思う存分遊んで、

いろんなことを想像する時間を持ち、

 

同時に基本的な生活習慣を身につけるには

十分な時間必要だと考えられています。

 

7歳から16歳までの中等教育が義務教育、

その後は普通高校に進むか、

実務を伴う就業高校に行くなどの選択肢があります。

 

普通高校は日本のようなクラス制ではなく、

生徒は自ら学習計画を立てて必要単位を取得します。

 

卒業には2~4年かかるようです。

卒業資格試験を経て90%が大学へ進みます。

 

職業高校へ進んだ子供は、2~4年の間、

学校や実際の職場などで職業訓練を受けます。

 

生徒は担当の教師や企業の代表者から評価され、

就業資格、上級職業資格、

専門職業資格という3段階の資格を取得。

 

 

フィンランド教育文化省によれば、

職業訓練として、50以上の就職資格で

100以上のプログラムが用意されているそう。

 

フィンランドは資格社会なので、

資格の取得は欠かせないようです。

 

いずれも校則ほぼなし。制服もありません。

 

フィンランドの大学の特徴は

学士課程と修士課程がセットになっていること。

 

「大学院」といえば、

博士課程を意味するそうです。

 

望めば、大学院まで無料なので

お金の問題に悩まされず、

 

自分の可能性や必要に応じて

教育を受け続けられるのが本当に素晴らしい。

 

そして、学生は同じ自治体に住んでいても、

親から独立して離れて暮らすのが一般的で、

 

住居手当と勉学手当を国から受けることが出来ます。

 

そして、どの大学を出たかというよりも

どのような資格を取得したかで就職が決まります。

 

資格社会の背景

 

先ほど、フィンランドは資格社会と言いました。

それはなぜなんだろう。考えてみました。

 

フィンランドは歴史的に

スウェーデンとロシアに翻弄されてきましたが、

近年にも大変な時期がありました。

 

1990年代のはじめ、

フィンランドでバブル経済が崩壊。

なんと失業率は20%

 

銀行の不良債権処理、統合、

徹底的な予算の切りつめ、

厳しいリストラ、増える借金。

 

それに伴う自殺者の増加。

各家庭では少しでもお金を節約しようと

知恵を絞りました。

 

無料だった学校の文房具は減らされ、

無料の給食は質も味も落ち、

以前はあったアイスクリームの日がなくなった。

(日本ではそもそも無料ではナイものばかりだが…)

 

バブル崩壊という危機を前に、

この国の人達は団結し、

 

フィンランド人には「シス」がある。

と乗り越えたそう。

 

「シス」とは日本で言う、「不屈の精神」

「大和魂」みたいなもの。

 

わずか数年で不況から復活したのです。

 

そしてITに力を入れ成功しました。

それがノキアです!

 

一時期ノキアの携帯電話のシェア

すごかったですもんね。

 

(その後、スマホの普及でいったん撤退したノキアですが、

2017年に復活。ようやく軌道に乗り始めたみたいです。)

 

危機を不屈の精神で乗り越え

復活をとげるフィンランド人は

とても現実的。

 

時代に翻弄されてきたからこそ、

慎重で確実なものを求める=有資格者でないと採用しない

ということなのでしょうか。

 

資格がないと就職できないし、

いい就職先は狭き門。

 

今も失業率は高めらしいです。

 

フィンランドは税金が高い

 

フィンランドは福祉と教育が充実しています。

当然、税金は日本より高いです。

 

だけど、それに文句を言う人はいないんだとか。

 

なぜかって言うと、税金の用途が

ガラス張りになっていて、

 

何にどれだけ使われているかが

まるわかりのシステムだからです。

 

政治が腐敗していないんですね。

 

日本は税金を何重にもとっておきながら

庶民にはちょびっとしか還元せず、

 

大企業と政治屋さん、

そして、その仲間たちに流してます~。

 

なげかわしいことだ。。。

 

フィンランド人の性質

 

フィンランド人は

自然をこよなく愛する人達だそうで、

週末になると森に入るのだとか。

 

だいたいみんな別荘を持っていて、

週末はそこでのんびり過ごすらしいですよ。

 

別荘と言えば日本だと

富裕層のものってかんじだけど、

 

あちらでは一般的な家族でも

別荘を所有していて、

自分で建てた小屋だったり様々なようです。

 

 

フィンランド人の性格は

シャイな人が多く、気軽に声をかけてこない。

特に男性はしゃべらないんだって。

 

女性が強いみたいですね。

精神的にも。

 

自立心や向上心がとても強く、

何歳からでも勉強して

スキルアップする人が多いんだとか。

 

それから、

以前に学力が世界1位になって

脚光をあびていますが、

 

フィンランド人の学生さんは

そんなに勉強に時間を使っていないんです。

 

宿題なし、塾なしだし、

 

夏休みは2か月半あり、秋休み、

クリスマス休み、スキー休みがあり、

その間の宿題もない。

 

勉強時間は日本の学生の方が多いのです。

 

しかも、フィンランドには徴兵制があり、

高校を卒業すると最短半年は

軍隊で過ごさなければなりません。

 

それでも学力が高いのは、

教師の質~~~。

 

つめこみ教育はダメ、という考えがあり、

 

問題解決能力、想像力、理解力、

適応力が必要とされていて、

 

教師になるにはたくさんの関門があります。

 

人間性を判断する適正検査がおこなわれ、

何年かかけて挑戦し続け、ようやくなれるのです。

 

たとえばグループディスカッションでは

でしゃばりすぎても、

意見を押し付けすぎてもだめだし、

おとなしいのもだめ。

 

人の意見に耳を傾けられるのか、

 

物事を柔軟に考えることができるのか、

さらに社交性、協調性、

様々な資質をみられます。

 

なので、20人に5人しかとらないんだそう。

 

あと、地方分権がすすんでいて

各学校や教師に決定権があるから

よりよい方法で自由に授業を展開できる。

 

そんなハイレベルな教育を受けた

先生に学べるのだから、

人間性も学力も高くなるのでしょう。

 

フィンランドはやさしい人が多いと聞く。

それも教育がしっかりしているからかな。

 

中央集権型の日本は

本当に授業のレベルが低そうです。

 

私の子供たちは中3と中1で、

二人とも、学校の様子や

先生の様子をよく話してくれますが、

 

これは!と思えるような

人間性が素晴らしい先生だったり

教える能力の高い先生はあまりいない。

 

一生懸命やってくれているのは

もちろんわかっていますし、

感謝もしています。

 

でも、この教師育成のシステムや、

教育制度がこれで、しかも中央集権である限り、

いい先生は育ちにくいよね~。

 

でもどこかの学校にはいるんだろうな~。

絶滅危惧種的な笑

 

 

このように、

社会制度がしっかりしていて、

安心してのんびり暮らせる

自然豊かなフィンランドですが、

 

実はそれゆえに、

刺激が欲しい若者は出ていくらしいですよ~。

 

あと、なぜかみんな大酒のみ。

 

楽しく飲むっていうよりも、

ひたすら飲むってかんじなんだって。

酔っ払いが街でよく倒れているらしい。

 

日本は明るい酔っ払いの方が多そうだけどな。

 

どこも一長一短はありますね。

寒さは厳しいですし。

 

それでも私は日本が好き

 

フィンランドの社会システムは素晴らしいし、

自然が美しく、オーロラも見れて

羨ましい限りではあるけれど、

 

それでも私は日本が好きです。

ただ、今は日本政府が狂っちゃってるだけだから。

 

はっきり言って、今の日本の教育システムは

日本人を愚民にしていくだけだと思う。

 

今の日本の教育の制度は、義務教育も

高校、大学も名ばかりでしょうもない。

 

だけど私たちのご先祖様は知っている。

私は知っている。

 

江戸時代までの日本人の教育システムは

世界に類を見ない程、素晴らしかったことを。

 

さんざんフィンランドの良さを知っても、

 

日本の大和魂もスゲーぜって

やっぱ超かっこいいって思うんだよね。

 

かなり長くなってしまったので、

次回に続編として

江戸時代の教育のことを話したいと思います。

 

よかったら次回もどうぞ~

(*^^*)